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営業ツールだと言われても「ゴルフ」をやりたくない理由 弁護士たちに聞いてみた
写真はイメージです(pu- / PIXTA)

営業ツールだと言われても「ゴルフ」をやりたくない理由 弁護士たちに聞いてみた

ゴルフはスポーツとしてだけでなく、接待などの営業ツールとしても人気とされています。ただ、社会的には「ゴルフ離れ」が叫ばれて久しくなりました。

弁護士ドットコムでは、会員の弁護士に、経験の有無やゴルフに対するイメージ、意見​​などを尋ねるアンケートを実施し、300人から回答が寄せられました(実施時期:2023年8月25日-2023年9月1日)。

今回は2回目として、回答者全体の36%を占めるゴルフ未経験者の意見を紹介します。

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●ゴルフに対するイメージ、6割超「お金がかかる」「時間がかかる」

ゴルフ未経験者に、ゴルフに対するイメージを尋ねたところ、最多は「お金がかかりそう」65.7%、「プレーや練習、移動の時間がかかりそう(時間をとれない、もったいないなど含む)」62.0%、「興味がない」50.9%、「人付き合いが大変そう(接待等のプレッシャー含む)」48.1%、「難しそう」33.3%、「体力的にきつそう(運動量や日差しなど含む)」22.2%、「その他」9.3%となりました。

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その他の回答には、「マナーが厳しそう」「休みの日なのに朝早くから行かないといけない」「戦略練ったり、集中力鍛えられそう。年取ってからでもできそう」、「何やかんやで楽しそうなので、機会があったらやってみたい。でも上記のネガティブなイメージがあるため、なかなか積極的に機会をつかみ取りに行くほどでもない」などの回答がありました。

未経験者にとっては、ゴルフはお金に余裕のある人のスポーツであり、練習や移動などに時間を取られ、かつ人間関係にも気を遣うというイメージがあるようです。

●ゴルフについての思い出や意見

ゴルフについてのイメージや意見について尋ねたところ、以下の声が寄せられました。

ゴルフが営業やコミュニケーションツールとして有効であると認識しつつも、お金や時間、人間関係の煩わしさからプレーしないことを選択しているという声もありました。

【無縁な世界/仕事と生活のバランスが崩れる】

「ゴルフ場が多い地方ですので、ゴルフをすることで仕事につながることがあると聞く。でも、そのような世界は、自分には無縁だと思う」

「前所属事務所が顧問先等とのコンペを主催して営業ツールに使っていて、それに関わりたくなかったので『ゴルフはしないし興味が無い』と言って通した。営業的には意味があるのかもしれないけど、面倒くさいし、無くても経営できているのでまあいいのかなと思う」

「営業ツールとなることは重々承知しているが、休日の時間を大きく割くことから、ワークライフバランスとしてあり得ない選択肢」

【時間を取られそう】

「所属先の法律事務所では、意外とまだゴルフをたしなんでいる弁護士も多く、土日にコンペに行かれている弁護士(若手男性アソ含む)もちらほらいる。私も出会いの幅を広げるために始めた方がメリットがあるんだろうなとは思いつつ、練習時間など結構時間を取られそうなので、結局始めていない」

【イメージが悪い/余裕がないとできない】

「親がゴルフにはまっていて、家族の時間をないがしろにしており、良い印象がない」

「おっさんくさいし、環境破壊の象徴なのであまりいいイメージがない 平日仕事したらそんな元気残ってないよね」

「平日の昼間からゴルフをやっている同業者の話を聞く度に、良いご身分だと思ってしまう」

「大学時代(30年以上前)、大学通学途中、今夏の甲子園優勝校と同系列の女子高(敷地は大学敷地の隣)の女子高校生がゴルフバックを背にしているのを見て、仙台ではこんな風景は絶対にみかけないと思った。やはり、それなりの余裕がないとできないスポーツだと実感した。仙台なら東北高校くらいしかゴルフ部はない」

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